大人になるとめったなことでは褒められなくなりますよね。
どんなに仕事や家事育児を頑張っても褒められなくてしんどい…、褒めてはくれないのに少しのミスで叱られる…、そんな気持ちを抱えた人におススメのドラマがNHKの夜ドラ「褒めるひと褒められるひと」です。
あらすじからご紹介しますと、
オモチャ会社の総務部で働く市川詠子(森川葵)は、いつもちゃんと仕事をしても大して評価されないのにミスすると叱られる状況に疲れていた。うっかり「褒められたい」とつぶやいてしまったところ、それを聞いていた先輩の坂東(川崎鷹也)から褒められるようになるが、坂東の褒め方はなんだかズレており…。
というストーリー。
総務部は縁の下の力持ち的なイメージがあるので、詠子のような想いを抱えている人は多そうな気がします。
褒められないのに叱られるのはモチベーションが下がりそうです。
そんな詠子を坂東が褒めてくれるようになるのですが、その褒め方がクセが強い!
単純に仕事を褒めるのではなく、忍者だの寿司屋だの妙な例えを交えて褒めてくるものだから、詠子も素直に喜べないという…。
でも褒めてくれる気持ちは本物なので、次第にクセ強な褒めが嬉しくなってくるんです。
見ているこちらも次はどんなたとえが飛び出すのかとワクワクしてしまいます。
また、坂東が褒めを口に出すようになったことで会社全体にいい影響が出始めるのもいいですね。
実際にドラマのようなことが起きることはないでしょうけど、こうなるといいなぁとほっこりできます。
一話15分で見やすいのもちょうどいいです。
主人公の詠子を演じているのは森川葵さん。
間宮祥太朗さん主演ドラマ「ナンバMG5」でヒロインの藤田深雪を演じていたのが印象に残ってます。
可愛いくて正義感が強いけどちょっとズレたヒロインで、何度も笑わせてもらいました。
間の取り方がうまくて、コメディ上手いんだなぁというイメージで、「褒めるひと褒められるひと」でも絶妙の演技を見せてくれてます。
疲れて帰ってきた夜にほっこりと心に沁みるドラマなので、毎日忙しい人にこそおススメのドラマです。